どうも、Kutamaです。
日雇いバイトを多くやっていると凄く面倒になるのが確定申告ですね。
なんといっても数、源泉徴収票の数の多さ!
2桁とか軽く超えません…?(汗)
源泉徴収票は会社ごとに発行されるので、日雇い生計者は必然的にこの枚数が多くなります。
最近はネットで確定申告できるようになったので随分と楽にはなったものの、1点だけどうしようもない問題があります。
それは日雇い生計者にとって確定申告時に一番気になる点。
所得税を計算した結果『還付になるのか納付になるのか』を事前に知ることです。
還付か納付か…天国か地獄かくらいに大事なことですから。
ですが源泉徴収票の枚数が多いために計算するのが非常におっくうなんですよね。
そこでエクセルを使って、源泉徴収額のデータをばーっと入力だけしたら後は所得税の計算とか全部自動でやってくれるシートを作ってみました。
「去年は日雇いバイトを多くやったから源泉徴収票の枚数が多くてしかたがない!」って人にとっては大分楽になるツールかと思います。
所得税自動計算エクセルの注意点とダウンロード

まず最初にこの「確定申告の所得税自動計算」エクセルファイルを利用するには注意が1点あります。
対象となるのが給与所得のみで配偶者等はなく、控除も社会保険料のみ、という一番シンプルなケースのみです。
個人事業は一切やってなくてほんとバイト先の給料だけという人ですね。
なので入力する内容も『給与額』と『源泉徴収額』『社会保険料』の3点になります。
ではエクセルファイルですが、以下のリンクからダウンロードできます。
※ZIP形式のファイルへ直リンクしていますが、事前にウイルスチェックはかけて安全なことを確認しております。
※もしブラウザがGoogle Chromeでダウンロード時に以下のメッセージが表示された場合は右の矢印ボタンから『継続』をクリックして下さい(警告メッセージはZIPだと出るとかダウンロード数が少ないと出るとかw)

※ファイルはWindowのPCよりZIP圧縮しました。もしMac等で解凍できない場合は以下のリンク先記事を参考にしてみてください。
→参考:WindowsとMac間でzipファイルを文字化けせずに解凍する方法(外部記事へのリンクです。)
エクセルファイルの見方、使い方
ファイルを開くとシートが4つありますが使うのは2つです。
左から『収入金額等入力』『所得税計算』
・収入金額等入力:源泉徴収票に記載の各項目を入力します
・所得税計算:入力した結果の所得税が確認できます
収入金額等入力シートでは以下の6点を入力していきます。

①年度:基本は去年を選択
②会社名など:源泉徴収票では支払者の氏名又は名称
③住所:源泉徴収票では支払者の住所又は所在地
④給与額:源泉徴収票では支払金額
⑤源泉徴収額:源泉徴収票では源泉徴収税額
⑥社会保険料:源泉徴収票では社会保険料等の金額
①年度:基本は去年を選択
年度が大事なのは2019年(令和元年)か2020年(令和2年)以降かだけです。
2020年度の確定申告から給与所得控除額と基礎控除額が変わるので、その処理のために選択できるようにしています。
※すみません、まだ簡易的に処理を入れているだけでして、ちゃんとしたのを作った際にファイルを更新します(2019年度でしたら問題ないです。)
基本的には確定申告時期にこのファイルを使うのなら、年度は去年になると思います。
例)2020年の確定申告時期なら2019年分の申告になるので2019年を選択
②会社名など:源泉徴収票では支払者の氏名又は名称
No1とNo2は国民年金と国民健康保険で固定ですので、No3~No50まで入力欄は予め用意しています。もし足りなければ間に行を追加して下さい。
C列の会社名などには、そのままですが会社名を入力します。
源泉徴収票では一番下の方にある支払者の氏名又は名称のところです。
所得税の計算には影響しないのですが、元々このエクセルファイルはネットで確定申告する際の準備用というかメモでしたので、コピペできるようにこの項目を置いています。
なので注意として28文字以内全角で記入と書いています(e-Taxでの入力と同等。)
予め例としてNo3と4に凄く適当な会社名を入れていますが、消して下さい(笑)
③住所:源泉徴収票では支払者の住所又は所在地
注意点は会社名同様です。28文字以内の全角。ビル名までは入力する必要がありません。
源泉徴収票では一番下の方で会社名のすぐ上にある、住所(居所)又は所在地のところですね。
会社名同様、所得税の計算には影響しない項目です。
④給与額:源泉徴収票では支払金額
会社ごとに源泉徴収票でいう支払金額をポチポチ打っていきます。
国民年金と国民健康保険にはないので”-”表示です。
⑤源泉徴収額:源泉徴収票では源泉徴収税額
「そのまんまやないかい!」というつっこみは甘受いたします。
給与額同様に、会社ごとにポチポチ打っていきます。
⑥社会保険料:源泉徴収票では社会保険料等の金額
もしレギュラーバイトや派遣をしていて社会保険料の天引きがある会社についてはここで入力します。
国民年金と国民健康保険についても、選択した年度内で支払った分はここで入力します。
国民年金は事前に郵送にて、社会保険料(国民年金保険料)控除証明書のハガキが届いていると思いますので、納付済保険料の証明額を入力して下さい。
国民健康保険の方は自分で計算しないといけないです。
所得税の確認と各計算式について
収入金額等入力のシートで手持ちの源泉徴収票を全て入力し終わったら、『所得税計算』のシートに移動して下さい(Ctrl+PageDownキー)
税金の計算と書かれた一番下に既に納付なのか還付なのか、色付きで結果が出ていると思います。
※所得税計算のシートは何も入力する必要はありません。予めセルに数式を入れていますので、自動的に計算されます。

赤字で「納める税金」の表示であれば納付、青字で「還付される税金」の表示は還付額が右の数字です。
一応、正確な金額が出るはずですが、多少の誤差はあるかもしれません(私自身が2019年度分で試した結果ではぴったり一致しました。)
給与所得控除金額の計算
e-Govという総務省行政管理局が運営している行政情報ポータルサイトがあります。
ここが結構細かくて確認するのが大変なんですけど、所得税法別表第五の表(e-Govへのリンク)からデータを引っ張ってきて金額を算出しています(エクセルでは同名のシートより。)
※令和2年度分から給与所得控除の計算が変わる(凄く簡単には-10万円になる)のですが、e-Govのページが更新されたら正式に対応する予定でして、とりあえず暫定的な処理を入れています。
ちなみに給与所得控除は自営業でいう経費に該当する金額です。給与所得者は経費がないので収入金額からの割合で算出となります。
基礎控除について
どんな人でもシンプルに一律『38万円』なのが基礎控除。ただし、令和2年度からは『48万円』と、10万円引き上げられます。
とはいっても給与所得控除が10万円引き下げでプラスマイナス0なので基本は影響がないです。
例外は年収が850万円以上の人、なんですけどそもそもここに来る人がそこまでの年s・・・おや、誰か来たようだ。
所得金額に対する所得税額について
ここの計算式ですが、課税される所得金額から割合で出します。その割合は金額の範囲によって変わるので、シート「所得税の速算表」から算出しています。
ソースは国税庁のサイトにある所得税の税率より
エクセルファイルの使い方含め、説明は以上になります。
かなりざっくりな説明になってしまったので、もし不明点等あればお問合せフォームから何なりと聞いて下さい。
【日々更新】日雇いバイトの求人が多い派遣会社リスト
派遣会社名 | 簡単な特徴 |
---|---|
フルキャスト | 軽作業系を中心に全般的に案件数が多い。Webサイトの機能が豊富。 |
トップスポット(フルキャストグループ) | 倉庫系多め。フルキャストのサブ的に利用が良い。 |
ワークアンドスマイル(フルキャストグループ) | 倉庫系や引っ越しが多い。フルキャストのサブ的に利用が良い。 |
タイミー(Timee) | スキマバイトアプリの名の通り短時間、中でも飲食業の募集が多い。案件は速い者勝ち。(※タイミーを含む6つのバイトアプリについてこちらの記事でまとめました。) |
ワーカーズプロ | 自販機補充が目立つ案件数は少ないが、速い者勝ちで仕事に就ける。Web登録有。 |
様々な派遣会社の募集を一度に検索できる。中には日々紹介の募集も有。 |

「日雇いバイトをやってみたいな」と思って「でも面接とかやり取りが多いのは面倒だから気軽に日雇いバイトができる派遣会社を見つけたい!」と思っても、案外見つからなかったりします。
なぜ見つけるのが難しいかと言うと、そもそも日々紹介(日雇いバイト)のみの案件しか扱っていない派遣会社はかなり少ないんです。
派遣会社というのは色んな就業形態の案件を扱っていまして、例えば…
・1日だけのアルバイト・パート
・短期、長期のアルバイト・パート
・1日だけの派遣社員
・短期、長期の派遣社員
・長期の紹介予定派遣社員
・契約社員、業務委託、などなど…
なのでピンポイントで日雇いバイトを探すのは結構骨が折れます。
例えば、グーグルで検索してみる
単純に「日雇いバイト」で検索してみると↓の画像のように、まず検索結果一番上の広告欄に並ぶのは総合的な求人情報サイトです。その後の検索結果でも同じく総合的な求人情報サイトが続きますね。

総合的な求人情報サイトで探しても良いのですが、とにかく時間がかかります。
具体例を言うと、タウンワークを使って「雇用形態をアルバイトに、勤務期間を単発・1日OKに(あと履歴書不要とか)」絞って検索しても良いのですが、結局レギュラーワークの求人も入ってますし日雇いOKでも求人を掲載した会社に登録(面接)しないといけない所もあります。
次に「日雇いバイト 東京」のように地域で絞るのは有効な手ですが、やっぱり総合的な求人情報サイトは強いです。

その点「日々紹介」だとピンポイントな単語なので、わりとお目当ての派遣会社がヒットします。

※しかし、日々紹介を行っている派遣会社でも、求人リストを見てみると時期によっては求人数が全然なかったりするので注意です。
一応、私自身もこれまでの経験からわりと日雇いバイトがしやすい派遣会社の情報については別記事にてまとめてみました。よかったら参考にしてみて下さい。
⇒日雇いバイトしたい!東京でしかも面接なしな派遣会社を調査【千葉、埼玉、神奈川も可】の記事へ
例えば、Twitterで検索してみる
ちなみに、今はSNS社会ですのでやってる方多いと思いますけど、Twitterで検索してみるのも手ですね。
ただTwitterでPRしている会社って規模が小さい所も多く、そのためクローズドに運営していたりします。
例えばTwitterなら「DM」でご連絡ください、とかですね。
そうなるとWeb上だけで気軽に登録とはいきません。
逆にTwitterで検索するなら個人の口コミが有益な情報となります。
でもTwitterの場合、日雇いや日々紹介のように大味なワードだと上手くお目当ての情報がヒットしないんですよね…。
未知のものを見つけるのは非常に苦労するので、、Twitterでは気になっている派遣会社の口コミを調査する目的で使うのが良いかと思います。

⇒日雇いバイトしたい!東京でしかも面接なしな派遣会社を調査【千葉、埼玉、神奈川も可】の記事へ
もし日雇いに疲れたら、視野を広げるしかないです

最後に、少しだけ残酷な現実のお話になります。
結局、どんなにがんばっても日雇いバイトだけで生きていくのは心身ともに非常に疲弊していきます…。不安定の壁を乗り越える事は日雇いでは叶いません。本当に…。
それでも!
「好きでもない仕事で働き続けたくない。」「なんとか自由な時間を確保したい。」「というかもうこの年で正社員は無理だし…。」
そう思って7年も日雇い生活のままジタバタしてしまった1人の人間が、「やっぱり妥協するしかないか…」と辿り着いた1つの答えが『週3のレギュラー派遣』です。
結果的には、週3のレギュラー派遣を上手く使えば、なんとかお金と時間の両立を図ることができました。
もし、あなたが同様の想いにて日雇い生活に苦しめられているんだとしたら…。
以下の記事がもしかしたら、ほんの少しだけでも参考になるかもしれません。
⇒仕事探しに疲れた日雇いワーカーがなぜ週3の派遣で安息を得るか解説
私は昔、主だったスキルもないしレギュラー派遣とか自分には無理かなと思っていたのですが、いざやってみると楽な仕事って案外多く潜んでいるものなんだと実感しました。
やってみないとわからないことって本当に多いです。