・全然収入が増えない、切羽詰まっている
・とにかく楽に稼げて高額なバイトはないか
・何か働かずに食べていく方法はないか…
窮地の状況に陥った時、色んな方法を模索する中で必ず1回は考えてみるのが『治験』ですよね。
ですが「危なくはないか?」というのもついセットで考えてしまうのではないかなと思います。
実際に治験により死亡した例もあるので、そう考えると治験はハイリスクです。
私は1回だけ治験に参加した事があるので、今回はその体験談を書こうかなと思いますが、実は私の場合はかなり稀なケースではあります。
というのも治験サイトからではなくて、持病の通院時に先生から勧められたからです。
なのでこんなケースもあるという一例として書き残すと共に、治験をバイト感覚で捉えてしまうとどういったリスクがあるのか簡単にまとめてみました。
治験を受けるための2つの方法について
まず最初に治験を受ける方法について整理します。
大きくは2通り考えられます。
・治験サイトを利用する
・コネクションを利用する
治験サイトを利用する
1つ目が治験サイト(治験マッチングサービス)を利用するやり方。これはコネがなくても誰でも参加することができるので、大多数の方は治験サイトを利用する形になります。
多分、健康な人はほぼほぼ治験サイトですね。
ユーザー登録しておけばいつでも募集リストが参照できて、自分に見合った条件の募集を探すことができます。
コネクションを利用する
もう1つが治験の関係者とコネクションがあれば手っとり早く治験に参加できるという方法です。
言うまでもなく、利用できる人は限られます。
ただ、直接関係がなくとも間接的に関係があればチャンスはあります。
どういう事かと言うと、あなたがもし何かしらの病気を抱えていて通院されているのだとしたら、通院先の先生が治験関係者と繋がっている可能性があります。
私の場合はこのケースでした。
確かに治験関係者の立場からしたらサイト経由よりも、直接該当しそうな病院とコネクションを持って「こういう人いないですか?」と声をかけた方が早いですよね。
メリットはコネがある方が圧倒的に治験参加までが早いという事ですが、逆にデメリットは狙って参加できる可能性がとても低いという事です。
コネで治験参加した体験談【協力金やかかった日数など】

多少うろ覚えもあるのでお許し下さい。
これは私が通院先の先生から相談を受けて治験に参加した時の話です。
何で通院かと言うと、私はアレルギー性の慢性鼻炎があるので耳鼻咽喉科に通院していました。
症状的には結構辛い部類だと思うので、それもあったとは思います。
ある日、先生から「もし良かったらだけど…」というくだりにて、治験があるので参加してみないか?という誘いを頂きました。
条件や協力金についてその時先生からは詳しく説明はなかったのですが、元々治験には興味があったので治験担当者の先生に詳しく話を聞いてみることにしました。
話を聞いた結果、私の例では入院しないタイプでかなり楽な部類に入ると思うのですが、条件面がかなり良かったので即答で参加を決めました。
必要な前提条件もほぼなかったです。過去に治験を受けたことがあるか聞かれたくらいですね。
これが治験サイトからの応募の場合だと色々と細かな前提条件に該当していないと参加できないところですが、まあ通院している時点で私の個人情報は全て伝わっているはずですので。
なにより特定の疾患を対象とした治験の場合は、その疾患を持っていることが最大の条件になりますので、健康な人のケースよりも参加できる確率は高いと思います。
治験の内容の詳細は守秘義務もあると思うので割愛しますが、内容は簡単には毎日錠剤を服用して状態に何か変化があったかレポートするだけでした。
レポートといっても渡された端末を使ってアンケートに答えて送信する、という簡単なものです。
労力的には1日5分あれば事足ります。
そして1週間に1回通院して(私の場合は土曜日OKでした)「どうですか?」みたいなヒアリングを、時間にして30分もかからない程度行う。このサイクルを繰り返します。
結果的には私の身体は何も変化がなかったんですけど、若干でも良くなる事も期待していたので少し残念でした。
とはいえ現状維持のまま協力金が頂けたというのは、かなり運が良いケースだったと思います。
例えば入院するタイプだと、高い協力金を得られる代わりに毎日の行動の制限や採血しないといけないそういった身体への負荷とか、多少なりとも犠牲を伴うものだと思いますので。
私の場合は1週間に1回の通院といっても、元々が自宅から通いやすい所へ通院していたので近場ですし、錠剤を飲むだけなので制限や負荷は全くありません。
本当にものすごくラッキーだったと思います。
肝心の協力金ですが、私の場合は1回の通院で1万円でした。
合計で7万円頂いた記憶が強く残っているので、そうなると通院回数は7回で、期間としては約1ヵ月半、ということになります。
時給換算すると(通院30分+5分×7日が約1時間なので)時給 1万円です。
これはかなり嬉しかったですね。
ちなみに鼻炎という事もあってか、最初に鼻セレブのポケットティッシュを大量に貰えました。これも何気に嬉しかったです(笑)
というわけで体験談としては以上となります。
私の例では先生の方から相談を頂けた形ですので、それもあって余計にレアな事だとは思います。
とはいえ病院の先生という立場上、治験に関する情報も何かしら持っている可能性は十分にあると思いますので、もし何かで通院をされているのであれば一度話を聞いてみるのも手です。
まあ話を聞けるかどうかは先生との関係性にもよるとは思いますが…、雑談できるくらいの関係性であれば雑談の中でさりげなく聞くとかですかね…。
体験談としては以上ですが、ここからは治験の注意点などを自分なりにまとめてみます。
治験サイトへの登録は3つくらいがベター【おすすめ3選】
通院していなければコネによって治験に参加できるのは非常に稀ですので、大多数の人は治験サイトを使って応募しての参加となります。
どんな条件の治験を募集しているかはサイトによっても時期によってもまちまちですので、複数のサイトに登録しておくのがベターです。
あまり多すぎても管理が大変になってきますので、3つくらいが情報量として丁度良い気がします。
登録したらなるべくメール受信の設定は「受ける」にした方が良いですね。
治験は結構、入院タイプだと特にそうですが、行動の制限が伴うので受けるタイミングが重要になってきます。
条件は良いけどその時期は厳しいな…とか、中々合致しないものですので、最適なタイミングを逃さないためにも長期的に考えて情報を得ていった方が良いです。
あとサイトによっては不定期ですが郵送で情報が送られてくる事もあります(郵送でと言っても無料の勝手にポストに入っているパターン。)
意外とメールとか郵送とかから惹かれる募集を目にする事も少なくないですね。
参考までに以下の3つは私が登録している治験サイトです。
冒頭で書いた通りに実際に参加した事はまだないのですが(応募→電話確認の際に通達される条件の部分で泣く泣く断ったケースが多い)、虎視眈々と機会をうかがい続けてはいます。
選んだ基準は「有名かどうか」が大きかったです。やはり治験はリスクを考えないといけないので、有名なところの方が安全性が担保された案件が多い安心感が違います。
その点、以下の3つのサイトはどれも日本全国に展開している大規模な企業で、色んな口コミサイトで見かける人気も高いです。
・JCVN … 治験の種類と高単価な案件数が豊富、2006年開始
・生活向上WEB … アンケートやモニター等の幅広い案件とポイント制度有、2005年開始
・VOB(ボランティアバンク) … 登録者数は日本最大級で初心者向けの案件も多い、2002年開始
とりあえずこの3つを登録しておけば案件数としては十分かと思います。
※この中でJCVNだけ、実際に治験に参加する際にはまず登録説明会への参加(本登録)が必要なので注意です。
逆に言えば口頭で直接しっかりと説明をしてくれるという事なので、安心できるとも言えます。
ただし仮登録の状態でも各案件の詳細情報は閲覧できます。
治験に参加する前に確認したい注意事項

誰でも登録できるとはいえ、どんな人でも受けられる訳ではない、内容的には非常にデリケートなのが治験です。
そのため細かな注意点は各試験によって様々あるのですが、特に参加前に気にするべきこととして、押さえておきたいポイントをあげてみました。
一度参加すると4ヵ月は期間を空ける必要がある
連続して何度も参加することはできない、ということです。
つまりバイトの感覚で治験だけで生活していくのはかなり厳しいですので、短期的な上乗せとして狙った方が良いでしょう。
特に疾患系で今使っている薬が完全に抜けきってからでないと参加できない試験は、参加前に2ヵ月間とか無薬の期間を過ごさないといけないので、これは結構キツいと思います。
(私の例ですけど、まさに2ヶ月間は今使っている塗り薬を我慢してもらいますと言われて、想像してみたら地獄だと思ったので断りました…。)
全体的にも、日雇いバイトの様に気軽に1日だけみたいな感じには到底できないので、ある程度の長いスパンで計画していく必要があります。
参加中は気軽に運動できなくなる可能性が高い
入院タイプの治験は問答でできないですね。
通院でも運動の影響が出る可能性がある場合は運動を控えて下さいと言われると思います。
なので日頃から意識的に運動を習慣化している人は、治験の期間はできなくなることを考慮しないといけません。
食生活への影響
飲酒や喫煙は以ての外なんですけど、食事への制限が治験によってはあるかもしれないです。
例えば脂っこい物を控えて下さいとかですね。
運動含めて生活習慣が多少なりとも変わる、ということを念頭に置いて検討しないといけないです。
治験のリスクを再確認【死亡事例もある】
治験によるリスクは生活含めた身体への犠牲ですね。これ以上もこれ以下もないです。最悪は死亡するとまでなってしまったら、お金を得るために命を賭けるのは本末転倒に成りかねません。
やはりハイリターンの裏にはハイリスクがあるというのは意識しないといけません。
なので出来る限りはローリスクの中からそこそこハイリターンなコスパが良い案件を探す、努力はやっぱり必要かと思います。
まあ死亡までいくのは滅多にない事で、宝くじに大当たりする方が確率は高いとは思いますが…。
※とはいえ下記のような事件があったことも事実(ただし「治験 事件」で検索したところ、日本で目立つのは下記の事件のみではあります。)
⇒参考リンク:治験バイト後に飛び降り死!厚労省も「否定せず」で改めて怖い新薬の副作用
それに死亡までいかなくとも身体に不調を来してその後の仕事に影響が出てしまったら最悪ですしね…。
一応調べたところ、健康な人を対象とした治験は、目的が効果の検証ではなく安全性を確認するために行う試験が多いそうです。
つまりどういった効果があるかの確認は既に終わっているフェーズですので、過剰にリスクを心配する必要はないかもしれません。
【まとめ】ローからハイまで様々、自分の条件に合った案件を探す根気が必要
今回紹介した3つの治験サイトから見ても治験が一般化されてからもう大体15年以上は経過しています。
だいぶ治験も一般的に認知されてきました。
案件もかなり幅広く多種多様なものが増えてきています。
最近は健康食品や女性でしたら化粧品などのモニター案件まで幅広く扱っているところが多いですし、今回紹介した3つのサイトの中ではわりとVOBと生活向上WEBが初心者向けの案件が多いです。
それだけ案件数が多くなってくると、自分にとってベストな条件の試験に巡り合う機会もあるかと思います。
私も結構メールはチェックしていて、先ほどの例で止む無く断った件はメールからの応募で確か1週間かからずに電話が来たと思いますが。
色んな案件があるので、メールだけのチェックも中々面白いです。
今回の記事を書くにあたって色んなサイトを参考にさせて頂いたのですが、口コミやレビューも多く拝見しました。
その中でVOBの口コミだったと思いますが、健康診断を無料で受けられるメリットをあげていた人がいました。
この健康診断を兼ねて治験を受ける発想は抜けていたので私にとっては盲点でした。
派遣やアルバイト中心の人ってなかなか健康診断を受ける機会がないものと思います。
なので健康診断を受ける目的でついでに協力金も頂く、みたいな感覚で一つ探してみるのも有かなと思いました。
そんなわけで以上になります。少しでもこの記事が参考になれば幸いです。
・JCVN … 治験の種類と高単価な案件数が豊富、2006年開始
・生活向上WEB … アンケートやモニター等の幅広い案件とポイント制度有、2005年開始
・VOB(ボランティアバンク) … 登録者数は日本最大級で初心者向けの案件も多い、2002年開始
【日々更新】日雇いバイトの求人が多い派遣会社リスト
派遣会社名 | 簡単な特徴 |
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フルキャスト | 軽作業系を中心に全般的に案件数が多い。Webサイトの機能が豊富。 |
トップスポット(フルキャストグループ) | 倉庫系多め。フルキャストのサブ的に利用が良い。 |
ワークアンドスマイル(フルキャストグループ) | 倉庫系や引っ越しが多い。フルキャストのサブ的に利用が良い。 |
タイミー(Timee) | スキマバイトアプリの名の通り短時間、中でも飲食業の募集が多い。案件は速い者勝ち。(※タイミーを含む6つのバイトアプリについてこちらの記事でまとめました。) |
ワーカーズプロ | 自販機補充が目立つ案件数は少ないが、速い者勝ちで仕事に就ける。Web登録有。 |
様々な派遣会社の募集を一度に検索できる。中には日々紹介の募集も有。 |

「日雇いバイトをやってみたいな」と思って「でも面接とかやり取りが多いのは面倒だから気軽に日雇いバイトができる派遣会社を見つけたい!」と思っても、案外見つからなかったりします。
なぜ見つけるのが難しいかと言うと、そもそも日々紹介(日雇いバイト)のみの案件しか扱っていない派遣会社はかなり少ないんです。
派遣会社というのは色んな就業形態の案件を扱っていまして、例えば…
・1日だけのアルバイト・パート
・短期、長期のアルバイト・パート
・1日だけの派遣社員
・短期、長期の派遣社員
・長期の紹介予定派遣社員
・契約社員、業務委託、などなど…
なのでピンポイントで日雇いバイトを探すのは結構骨が折れます。
例えば、グーグルで検索してみる
単純に「日雇いバイト」で検索してみると↓の画像のように、まず検索結果一番上の広告欄に並ぶのは総合的な求人情報サイトです。その後の検索結果でも同じく総合的な求人情報サイトが続きますね。

総合的な求人情報サイトで探しても良いのですが、とにかく時間がかかります。
具体例を言うと、タウンワークを使って「雇用形態をアルバイトに、勤務期間を単発・1日OKに(あと履歴書不要とか)」絞って検索しても良いのですが、結局レギュラーワークの求人も入ってますし日雇いOKでも求人を掲載した会社に登録(面接)しないといけない所もあります。
次に「日雇いバイト 東京」のように地域で絞るのは有効な手ですが、やっぱり総合的な求人情報サイトは強いです。

その点「日々紹介」だとピンポイントな単語なので、わりとお目当ての派遣会社がヒットします。

※しかし、日々紹介を行っている派遣会社でも、求人リストを見てみると時期によっては求人数が全然なかったりするので注意です。
一応、私自身もこれまでの経験からわりと日雇いバイトがしやすい派遣会社の情報については別記事にてまとめてみました。よかったら参考にしてみて下さい。
⇒日雇いバイトしたい!東京でしかも面接なしな派遣会社を調査【千葉、埼玉、神奈川も可】の記事へ
例えば、Twitterで検索してみる
ちなみに、今はSNS社会ですのでやってる方多いと思いますけど、Twitterで検索してみるのも手ですね。
ただTwitterでPRしている会社って規模が小さい所も多く、そのためクローズドに運営していたりします。
例えばTwitterなら「DM」でご連絡ください、とかですね。
そうなるとWeb上だけで気軽に登録とはいきません。
逆にTwitterで検索するなら個人の口コミが有益な情報となります。
でもTwitterの場合、日雇いや日々紹介のように大味なワードだと上手くお目当ての情報がヒットしないんですよね…。
未知のものを見つけるのは非常に苦労するので、、Twitterでは気になっている派遣会社の口コミを調査する目的で使うのが良いかと思います。

⇒日雇いバイトしたい!東京でしかも面接なしな派遣会社を調査【千葉、埼玉、神奈川も可】の記事へ
もし日雇いに疲れたら、視野を広げるしかないです

最後に、少しだけ残酷な現実のお話になります。
結局、どんなにがんばっても日雇いバイトだけで生きていくのは心身ともに非常に疲弊していきます…。不安定の壁を乗り越える事は日雇いでは叶いません。本当に…。
それでも!
「好きでもない仕事で働き続けたくない。」「なんとか自由な時間を確保したい。」「というかもうこの年で正社員は無理だし…。」
そう思って7年も日雇い生活のままジタバタしてしまった1人の人間が、「やっぱり妥協するしかないか…」と辿り着いた1つの答えが『週3のレギュラー派遣』です。
結果的には、週3のレギュラー派遣を上手く使えば、なんとかお金と時間の両立を図ることができました。
もし、あなたが同様の想いにて日雇い生活に苦しめられているんだとしたら…。
以下の記事がもしかしたら、ほんの少しだけでも参考になるかもしれません。
⇒仕事探しに疲れた日雇いワーカーがなぜ週3の派遣で安息を得るか解説
私は昔、主だったスキルもないしレギュラー派遣とか自分には無理かなと思っていたのですが、いざやってみると楽な仕事って案外多く潜んでいるものなんだと実感しました。
やってみないとわからないことって本当に多いです。