日雇いバイトでこんな経験はないでしょうか?
「募集には軽作業と書いてあったのにずっと重たい物ばっかり運ばされる!こんなにキツイ仕事内容だとは思わなった!!」
日雇いあるあるですね。
『誰でもできる仕事=特別なスキルがいらない』ですので、中には重労働だったり地獄のような作業を永遠とさせるバイトがあるのは事実。
なんとしてでも回避したいところです。
私は日雇いバイトを7年以上やってきた経験から、ある程度どの仕事が楽かそうでないか、わかってきたところがありますのでその情報をまとめたいと思います。
とにかく作業内容が楽なバイトを選びたい人向けの記事です。
※早く終わって時間保障なバイトベスト5はこちらの記事へ
さっそくランキング形式で紹介していきたいと思います。
基本的には複数人で位相合わせてではなく、1人で黙々と作業する方が精神的ストレスは低いという考え方です。
プラス、力も使わない仕事であればノーストレスになります。
第1位:プラカード持ち

・1日中ぼーっとしておけば良いだけ
・基本的に人と関わらないので怒られることもない
・とにかく時間が経つのが遅く感じる
・屋外なので冬場は防寒対策が必要
・悪天候時が最悪
・現場によってはチラシ配りもやらされる
・時給は低め
非常にイメージしやすいかと思いますが、ただ看板を持ち続けるだけですので一番楽です。
頭は一切使わないですし、体力も看板を支えるだけなのでほとんど消費しません。会社によってはパイプ椅子を用意してくれるところもあって、より楽できます。
逆に動きが全くないことが一番のデメリットで、あと雨の日が場所によって辛いくらいですね。
高架下のような雨に当たらない場所であれば良いのですが、場所はピンポイントで指定されているので勝手に移動することはできません。
プラカード持ちをやる上での課題は先ほど一番のデメリットと書いた、とにかく暇で時間が過ぎるのが遅く感じる問題をどう対処するか、に尽きます。
イヤホンで音楽聴くくらいはやっている人かなり多いですね。あとは本を読んだりスマホでゲームしたりはよく聞きますが、私は見つかるのが怖くてよーやれません。
ただ中には担当者の方が全く見回りに来なくて完全放置プレイなところもあります。
まあ見回りはあっても1回くらいなところが多いので、そんなに心配することでもないかもしれません(私は2回以上来られた経験はないです。)
プラカード持ちを選ぶ上での注意点は業務内容にチラシ配りも含まれていないかどうかです。
中にはローテーションでプラカード持ちとチラシ配りを分けて行うところがあったりしますので、募集内容を注意深く確認した方が良いです。
通行人から質問を受ける頻度ですが、私の経験上はほとんどありませんでした(日に1回あれば良い方。)
なので接客が苦手な人でも問題なくやれる仕事だと思います。
第2位:イベントの誘導、案内スタッフ

・声かけがメインで力を使わないので楽
・接客の発生頻度は少ない、コミュニケーション苦手でもOK
・イベント会場が屋内であれば雨天時もOK
・動きが少ないので時間が経つのが長く感じる
・イベントによってはスーツ等、服装に指定が有
・たまに客から質問を受けた時に焦るw
イベントと一口言ってもライブ・コンサート系から学校(就職)説明会やらフリーマーケットやら様々ありますので、勤務条件はイベント内容によって変わります。
恰好は大体かしこまった場所だとスーツ着用だったり、またはユニフォーム(Tシャツとか)借用だったりします。
注意なのがイベントの『誘導(もしくは案内業務)』で選ぶことですね。広くイベントスタッフとしか書かれていない場合は、搬入搬出のような力仕事をやらされる可能性があります。
あとイベントによってはトランシーバーを渡されることがありますが、難しい代物でもないので初めてでも大丈夫です。
誘導というと難しく思えるかもしれませんが、来場者が迷わないように「〇〇はこちらです」と声をかけるのがメイン。
大声を出す必要はないですし、決まった文言を言うだけなので、コミュニケーションが苦手でも問題ありません。
立ち回りについては配置の指示があって指定の場所に立っておくことが多いので、動きは少ないです。
狙い目は長時間のイベントでメインはステージの催し(コンサートなど)、お客さんの動きが最初(入場)と最後(退場)しか活発にならないイベントがおいしいです。
要は間がやることほとんどなくて暇になります。
私の経験では1回アプリゲームのイベントでほぼ仕事をしたのが入場時の列整理くらい、といった感じで確か枠が7:30~21:00だったと思いますが、給料はその1日だけで15,000円くらい振り込まれました。
勤務時間は長いので、とにかくぼーっとしてる時間が長くて逆に辛かったのですが、終わりが確か1時間早く終わってのその金額でしたので、めちゃくちゃ当たりでしたね。
やっぱり力を使わない仕事は基本的に楽です(日雇いに頭を使うことまでは求められていないのもあり。)
第3位:交通量調査

・座り作業なので肉体的負荷は少ない
・勤務時間は長いが頻繁に休憩が入る(2時間やって1時間休憩とか)
・人が通ったらカウントするだけ、基本的には誰でもできる作業内容
・通行量多いポイントだとカウントが大変
・雨の日が大変、最悪キャンセルになることも
・冬場は防寒対策が必要
・移動含め拘束時間が非常に長い
決められたポイントに座って道路を通る車を車種ごとにカウントしたり、人であればざっくり性別や年齢別にカウントしたりするお仕事です。
作業的には楽なんですが、自分としては1回経験した感じ、もう選ばないバイトではあります。
理由は拘束時間が長すぎるからと、拘束時間で計算すると時給はかなり安くなるから。
でも作業が楽だからか非常に人気のバイトなんですよね…(みんな何でそんなにやりたがるのか個人的には不思議に思っています。)
一例をあげると
7時~22時で16000円
単純計算で1時間休憩の14時間としたら時給は約1140円。実際は2~3時間に1時間の休憩が入るので実働で考えたらもっと時給は高くなります。
これだけ見たらおいしいようにも思えますよね。
ただ募集内容をよく見ると6時に集合して1時間のレクチャーがありますと
そうでなくとも時給については個人的には拘束時間で考えた方が良いと思っているので、6時~22時の拘束時間では時給1,000円です。集合場所が家から遠い人はもっと低くなるでしょう。
ここをどう考えるか次第だと思います。
中には前日の深夜に集合して車中泊のところもありますし…。
作業が楽だから多少の長丁場は仕方ないと思える人であれば選択しても良いのではないかと思います。
あと細かなデメリットとして、雨の日に最悪キャンセルとなる可能性があるので注意です。
事前に天気予報のチェックは必須ですね。
第4位:アパレル倉庫のピッキング、検品、棚卸し

・商品は軽い物が多いので力を使わない
・屋内なので天候に左右されない
・自分のペースで作業できる
・突然別の作業に割り振られる可能性があり、中には重労働なものも
・古い倉庫の場合は換気が適切でなく埃っぽい可能性あり
アパレル倉庫としたのは比較的仕事募集の数が多いのと、商品が服中心でさほど重たい物がないので楽なためです。
一口にアパレル倉庫内作業といっても、作業内容は色々とあるのですが、ピッキングと検品、棚卸しと呼ばれる作業は中でも楽ですね。
・ピッキング → リストに書いてある商品を指定の数だけ抜いて集める
・検品 → 段ボールの中の商品がリストに書いてある数分入っているかチェックする
・棚卸し → 棚ごとにリストに書いてある商品が存在するか数を数える
注意したいのが募集段階で細かく分けられているわけではないことが多いので、どの作業に振り分けられるかはわかりません(棚卸しは時期ものなので当てやすいですが。)
もし仕分けの作業に割り振られてしまうと箱単位で移動するパターンがあったりしますので、多少力仕事が含まれてしまいます。
そのため仕事内容にはっきりとピッキングと書かれている場合は安心できますね。
3つとも自分のペースで黙々と作業できるのも大きいです。
第5位:ポスティング

・散歩感覚でお金がもらえる
・日雇いの場合は時給制でまずノルマはない
・どのように配っていくか、自分のペースで行える
・歩くのが苦手な人にとっては最長8時間歩き続けないといけない苦痛
・雨の日は傘で片手がふさがり大変に
・チラシを500枚程度持って歩くので少し重量感はあり
日頃から散歩とか、歩くことが好きな人にとってはそれがそのまま仕事となるポスティングは非常に楽しいバイトになると思います(私がまさにこのパターンなのでちょっとひいき入ってます。笑)
※場所によっては自転車の場合があります
一般的にポスティングのバイトは歩合制と時給制がありますが、日雇いバイトとして派遣会社に募集がかかるのはほぼほぼ時給制の方です。
もし歩合制の場合だったら、実はポスティングは稼ぐためにはかなり頑張らないといけないところ、時給制となると気持ちかなり楽になると思いますのでおすすめです。
配る対象物はその時によって変わりますが、大体が宅配ピザのチラシだったり、あとは保険とかマンションのチラシだったこともあります。
大抵持ち物としてA4サイズの物が入るカバン(リュックなど)と事前に指示がありますので、チラシのサイズ(厚み)にもよりますがとりあえず500枚程度をカバンに入れて、無くなりそうになったらドライバーさんに電話して補充する、という流れです。
ノルマがないのでほんと散歩感覚で楽しめるバイトなんですけど、一応ドライバーさんからの説明の時に(ノルマはないよと念押しされた上で)でもできたら500枚は配ってくれると助かります、みたいなお願いはされますね。
まあ500枚程度は普通にやってて余裕でいく数字なので、やはり精神的ストレスは低いです。
あと動く分、プラカード持ちより時間が経つのが早く感じるメリットもあります。
注意点が2つ。
1つ目が、たまに見られていないことを良いことに、さぼってズルをしたりする人がいるみたいですが、最近はGPSを携帯させられるところが多いので、まあバレます。
バレた時はかなり高額な損害賠償を請求されます(うん十万…。)
普通に真面目にやってたらまずそんなことにはならないので、良からぬことは考えない方が良いです。
そして2つ目は雨の日に当たると最悪ですw
傘さしてチラシ配りってかなり大変なので、私はこまめに天気予報をチェックして高確率で晴れる日以外はポスティングは選びません。
とまあ天候に左右される点がネックなのですが、歩くのが苦ではない人にとってはノーストレスになるのがポスティングのバイトです。
番外編:データ入力
日雇いでは稀に募集を見かけるくらいで、そんなに絶対数が多くないので番外編としましてデータ入力のバイトをあげてみます。
パソコン操作を多少でもかじったことがある人にとっては、ひたすら見たまんまを打ち込んでいくデータ入力のバイトは楽です。
レギュラーでのデータ入力の派遣とかは1分に何文字とか、1文字何円とか、、細かい規定があって素早いタイピングを求められたりしますが、日雇いではそんなに素早さは要求されません。
さすがに人差し指だけでしか入力できないレベル、では厳しいかもですが、家にパソコンがあって多少慣れている人なら問題ないと思います。
1点だけ問題なのは、目が非常に疲れる…という点ですね。
目薬はあった方が良いですが、たまに入る感じで1日だけの我慢と考えるなら何とかなります。
とはいえ1人で黙々とやっていくタイプの仕事なので、力は使いませんしストレスはかなり低い仕事かと思います。
【まとめ】楽さだけではなくリスクへの考慮が必要
今回は『作業が楽かどうか』だけに着目してランキングを作ってみました。
それぞれ良い点と悪い点をあげてみましたが、何気に悪い点の方が目立っていたかと思います。
やっぱり作業が楽で時給も良くて…全てが良い、なんて仕事はないので、リスクへの考慮は必須です。
基本的に「作業が楽 = 時給は低い」ことが多く、あまり稼ぐことができないジレンマがあるので、使いどころには注意する必要があるかなと。
骨休め的にたまに楽な仕事を入れるとか、バランスを考えて選ぶのが良いかなと思います。
【日々更新】日雇いバイトの求人が多い派遣会社リスト
派遣会社名 | 簡単な特徴 |
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フルキャスト | 軽作業系を中心に全般的に案件数が多い。Webサイトの機能が豊富。 |
トップスポット(フルキャストグループ) | 倉庫系多め。フルキャストのサブ的に利用が良い。 |
ワークアンドスマイル(フルキャストグループ) | 倉庫系や引っ越しが多い。フルキャストのサブ的に利用が良い。 |
タイミー(Timee) | スキマバイトアプリの名の通り短時間、中でも飲食業の募集が多い。案件は速い者勝ち。(※タイミーを含む6つのバイトアプリについてこちらの記事でまとめました。) |
ワーカーズプロ | 自販機補充が目立つ案件数は少ないが、速い者勝ちで仕事に就ける。Web登録有。 |
様々な派遣会社の募集を一度に検索できる。中には日々紹介の募集も有。 |

「日雇いバイトをやってみたいな」と思って「でも面接とかやり取りが多いのは面倒だから気軽に日雇いバイトができる派遣会社を見つけたい!」と思っても、案外見つからなかったりします。
なぜ見つけるのが難しいかと言うと、そもそも日々紹介(日雇いバイト)のみの案件しか扱っていない派遣会社はかなり少ないんです。
派遣会社というのは色んな就業形態の案件を扱っていまして、例えば…
・1日だけのアルバイト・パート
・短期、長期のアルバイト・パート
・1日だけの派遣社員
・短期、長期の派遣社員
・長期の紹介予定派遣社員
・契約社員、業務委託、などなど…
なのでピンポイントで日雇いバイトを探すのは結構骨が折れます。
例えば、グーグルで検索してみる
単純に「日雇いバイト」で検索してみると↓の画像のように、まず検索結果一番上の広告欄に並ぶのは総合的な求人情報サイトです。その後の検索結果でも同じく総合的な求人情報サイトが続きますね。

総合的な求人情報サイトで探しても良いのですが、とにかく時間がかかります。
具体例を言うと、タウンワークを使って「雇用形態をアルバイトに、勤務期間を単発・1日OKに(あと履歴書不要とか)」絞って検索しても良いのですが、結局レギュラーワークの求人も入ってますし日雇いOKでも求人を掲載した会社に登録(面接)しないといけない所もあります。
次に「日雇いバイト 東京」のように地域で絞るのは有効な手ですが、やっぱり総合的な求人情報サイトは強いです。

その点「日々紹介」だとピンポイントな単語なので、わりとお目当ての派遣会社がヒットします。

※しかし、日々紹介を行っている派遣会社でも、求人リストを見てみると時期によっては求人数が全然なかったりするので注意です。
一応、私自身もこれまでの経験からわりと日雇いバイトがしやすい派遣会社の情報については別記事にてまとめてみました。よかったら参考にしてみて下さい。
⇒日雇いバイトしたい!東京でしかも面接なしな派遣会社を調査【千葉、埼玉、神奈川も可】の記事へ
例えば、Twitterで検索してみる
ちなみに、今はSNS社会ですのでやってる方多いと思いますけど、Twitterで検索してみるのも手ですね。
ただTwitterでPRしている会社って規模が小さい所も多く、そのためクローズドに運営していたりします。
例えばTwitterなら「DM」でご連絡ください、とかですね。
そうなるとWeb上だけで気軽に登録とはいきません。
逆にTwitterで検索するなら個人の口コミが有益な情報となります。
でもTwitterの場合、日雇いや日々紹介のように大味なワードだと上手くお目当ての情報がヒットしないんですよね…。
未知のものを見つけるのは非常に苦労するので、、Twitterでは気になっている派遣会社の口コミを調査する目的で使うのが良いかと思います。

⇒日雇いバイトしたい!東京でしかも面接なしな派遣会社を調査【千葉、埼玉、神奈川も可】の記事へ
もし日雇いに疲れたら、視野を広げるしかないです

最後に、少しだけ残酷な現実のお話になります。
結局、どんなにがんばっても日雇いバイトだけで生きていくのは心身ともに非常に疲弊していきます…。不安定の壁を乗り越える事は日雇いでは叶いません。本当に…。
それでも!
「好きでもない仕事で働き続けたくない。」「なんとか自由な時間を確保したい。」「というかもうこの年で正社員は無理だし…。」
そう思って7年も日雇い生活のままジタバタしてしまった1人の人間が、「やっぱり妥協するしかないか…」と辿り着いた1つの答えが『週3のレギュラー派遣』です。
結果的には、週3のレギュラー派遣を上手く使えば、なんとかお金と時間の両立を図ることができました。
もし、あなたが同様の想いにて日雇い生活に苦しめられているんだとしたら…。
以下の記事がもしかしたら、ほんの少しだけでも参考になるかもしれません。
⇒仕事探しに疲れた日雇いワーカーがなぜ週3の派遣で安息を得るか解説
私は昔、主だったスキルもないしレギュラー派遣とか自分には無理かなと思っていたのですが、いざやってみると楽な仕事って案外多く潜んでいるものなんだと実感しました。
やってみないとわからないことって本当に多いです。